まいぷら

何もかも忘れて、ぷらぷら旅に出かけよう。

山旅(登山)道具をそろえる

登山道具

自然の中に入る山旅は、登山やトレッキングと言われる娯楽の一種だと思われがちですが、自然の中を旅することは一般的な観光旅行と同じではないと思います。衣食住に必要な最小限の荷物を持ち歩くことになり、たとえ山小屋に泊まるとしても、山小屋は旅館ではなく遭難時の拠点となる黄金の御殿であることを理解しないといけないと思います。

持ち歩く道具は大自然の中で生活するために必要な道具になり、あらゆる状況から命を守る道具であり、歩行の補助となる道具であり、寝泊まりに必要な道具になります。これらの道具はあれば良いわけではなく、持ち歩くことからも軽量かつコンパクトである必要があります。多機能であれば軽量化が図れ、荷物を増やす必要もありません。さらにタフでなければ必要な時に使えない心配が減ります。

道具は使えなくて困るくらいなら良いですが、自然の中では生命に関わる場合も有り得ます。道具は自身の生命を守る良きパートナーでなければならないと思います。そのパートナーを使いこなすのは自分自身であり、納得いく道具の選び方をして、よく使い慣れておくべきだと思います。

山旅(登山)道具を購入する場所

山旅(登山)道具は登山専門店とアウトドア用品店、デパート、ディスカウントストアなど、どこでも山で使えそうな物が売られていて良い時代と言いたいところですが、基本的に登山専門店以外はキャンプ用具中心だと考えた方が良さそうです。店員さんも山の事を良く知らない場合が多いので無駄な買い物をしてしまう可能性があります。

登山専門店とは言え、キーホルダーのコンパスなどの信用できないものまで売られているので、こうしたガラクタに投資しないようにした方が良いと思います。山では自分自身の判断によるため、自分が必要だと判断したものを求めるようにすると良いと思います。

山旅(登山)で必要な道具

山の中を闊歩

山を旅するにあたり、最初に買うべきものはザックと靴を購入するのが正解だと思います。起伏がある山を歩くことから足を保護する靴は必須であり、荷物を運ぶためにザックも必要になります。靴もザックも常に身につける用具のため、失敗してしまうと山旅が苦痛そのものになる心配があります。

ザックと靴以外に必要な物を考えるために無積雪に低山の日帰りから始めると仮定してみます。大事な事はどのような条件でも人が生活している下界に降りるために必要な道具であることです。例えば、雨が降ろうが、日没になろうが、ガスで視界が無くなろうが…と言う具合です。

山旅(登山、トレッキング)の三種の神器
  • レインウエア
  • ヘッドランプ
  • 地図とコンパス

このように考えると必要なものが分かると思います。日本はやたらと雨が多い国でありレインウェアは必須だと思います。雨に打たれると体温が低下して、さらに風が吹いた場合は体温が低下して、気温が氷点下で無くても過労凍死することもあります。また、山では下山が遅れたり森林に日光が遮られて暗くなる場合があるため光源が必要となります。光源であれば懐中電灯でも可能ですが、山では両手が自由に使えるヘッドランプがオススメです。もし暗闇の山中で光源を持たなければ1歩も歩くことができなくなります。

地図、コンパスは現在位置や目標の方向を知るためには必要な道具です。現在ではスマートフォンで位置を確認することもできると思いますが、電池切れや山中で圏外などを考慮しておくと地図とコンパスの原始的な方法が威力を発揮するかもしれません。ただし、地図もコンパスも使えなければ意味がありませんので、山に入る前に自分の場所や行くべき方向はわかるように練習しておくと良いと思います。