まいぷら

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山旅(登山)のレインウェア

レインウェアとは要するに雨具です。日本は雨が多くて山麓で晴れていても山では雨が降ることはザラにあります。雨で身体が冷えてしまうと低体温症になり、最悪の場合は凍死してしまうこともあります。また雨天のみならず寒さを感じるときや風が強いときに防寒や防風のために羽織ることもあります。登山では使用頻度が高く必ず携帯すべきアイテムの一つです。

山旅(登山)のレインウェア

レインウェア(雨具)

数十年前の雨具の主流はポンチョでした。上から被るだけの簡単な雨具で、蒸れにくい利点はありましたが、下から風を受けると無用の長物となることがありました。ビニールカッパを雨具として利用すると、どうしても蒸れて仕方なく、雨に濡れるより汗で濡れた方がマシという状況で使用していました。このあと技術革新によりゴアテックスなどの防水透湿性の衣類が登場します。このため、雨具選びではゴアテックスを避けて通れません。

レインウェアとは言え雨の日だけ使用するものではなく、ゴアテックス3レイヤーなどは耐風性、保温力ともそれなりにありますので、風の強い日や雪が降るところでも使用できます。このため上下セパレート型を購入した方が良いです。また雨具は長時間着用するため、ゴアテックスなどの透湿防水性の生地が絶対に良いです。

ゴアテックス3レイヤーと2レイヤーの違いは、ゴアの特殊フィルムに表地だけラミネートしたものを2レイヤー、裏地もラミネートしたものが3レイヤーになります。ほとんどのレインウェアは3レイヤーだと思いますが、2レイヤーは3レイヤーに比べて裏地が無いため生地が柔らかく耐久性が下がることになります。

レインウェアの選び方

レインウェアは使用する頻度が高いため、登山用品店で購入した方が良いと思います。登山用品店で売られているレインウェアは、ほぼ全てが透湿防水性の生地で上下セパレート型です。サイズや種類も豊富で選びやすいと思います。定員さんに相談して決めると良いと思います。

レインウェアはウェアの中で一番外(外殻)になるので、Tシャツからフリースまで着込んでも窮屈でないサイズを選ぶことが大事です。また個人差が出るのがフードであり、実際にフードのフィット感も確認すると良いです。さらに靴を履いたままでも着用できるように、裾にジッパーなどで広げられる物が使い勝手がよいと感じます。

色はお好みで良いですが、なるべく明るい色が良いと聞きます。理由は、遭難した時に明るい色の方が遠方から気づかれやすいためです。また、ザックなども同じことが言えますが、黒色はハチが天敵のクマと間違えて襲う可能性があるようです。