まいぷら

何もかも忘れて、ぷらぷら旅に出かけよう。

登山、トレッキングに適したスパッツ

スパッツ

スパッツは足下に装着する道具で、雨や雪、ガレ場で小石の進入を防ぎ、ズボンの裾の汚れを防いでくれる道具です。また雪山では保温を高め、雪の侵入を防止する道具になります。身につける道具であり、ゴアテックスなどの透湿防水性の素材が使用されています。

スパッツの丈の長さはショート、ミドル、ロングの3パターンあります。スパッツは足元の汚れを防ぎ、雪山では雪に足を取られることがあるため、保護する面積が広いロングタイプを選ぶとオールシーズン活躍してくれます。

スパッツの装着と形状

スパッツは商品によりそれぞれ異なると思いますが、一般的にはジッパーとゴムで足にフィットさせる構造です。左足用と右足用があり、それぞれ片足ずつ装着することになります。装着の仕方は、スパッツを開いて足周りに巻いてジッパーを締めて、フロントフックを靴ひもに装着するように回転します。スパッツ上部のゴムを締めて脚に密着させ、最後に足元内側のゴム紐を足裏を介して反対側のフックにかければ完了です。

装着したときにゴムが弱くなり隙間ができると、雪や雨水などの侵入を許してしまいます。こうなるとゴムやスパッツそのものを交換した方が良いです。また、靴底を介したゴム管は、歩くうちに摩耗するため、ゴム管が消耗して亀裂などがあれば交換した方が良いです。

スパッツとアイゼン

雪道を歩く場合、足元を保温して靴に雪が侵入するのを妨げるためにアイゼンにスパッツを併用します。装着方法は夏山と一緒ですが、歩行するときに注意した方が良いです。アイゼンは刃物であり、きちんとしたアイゼンワークができないとアイゼンの歯でスパッツを破きます。なるべく動かす足をもう片足に近づけないよう、円を描くように意識しながら歩行すると良いです。それでも、踏み固められた雪を踏み外して体勢を崩した拍子にスパッツを破いてしまうこともあります。

スパッツの手入れ

スパッツは足元を保護しているため、藪や岩などで擦れて摩耗します。登山用具の中でスパッツは傷みやすいアイテムの一つなので、なるべく長持ちさせるため、山行を終えたら手入れした方が良いです。手入れは手間をかけなくても、付着した泥などを落とし、水で洗うだけでも長持ちすると思います。その時にスパッツ全体の摩耗状況やゴム管の破損状況を確認して、必要に応じて整備すれば良いと思います。