まいぷら

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山旅(登山)のトレッキングポール

トレッキングポール、ステッキ

登山で使用する杖は、トレッキングポールやステッキと呼ばれます。近年、これを利用して山を歩く方が増えました。トレッキングポールの利点は、膝への負担が軽減されることです。特に重荷を背負うときは、足だけでなく杖を使うため負担が軽減されるように感じます。トレッキングポールは1本を片手で使用するより2本を両手で使用した方がバランスが取りやすいです。

トレッキングポールを岩場などでは使わない方が良いです。岩場ではトレッキングポールを岩と岩の隙間に引掛けてバランスを崩して転倒や滑落する危険があります。面倒だと思わずに岩場では収納して歩行した方が良いです。

トレッキングポールの購入

レキなどのメーカーが製造しているトレッキングポールは、およそ1本1万円で、量販店では2本セットで少し値引きした商品が売られています。購入を希望している方は量販店でたまに安売りされるため、こうした機会を利用すると良いです。

素材はカーボンとアルミがあります。カーボンは軽量で強度がありますが値段が高いです。アルミは軽くて強度はカーボンに劣りますが値段がリーズナブルです。強度はトレッキングポールの太さにも影響されますが、トレッキングポールは細身が多いため、強度を確保するために可能であればカーボンを選択したいところです。

トレッキングポールの形状は、手で握るところがT字のタイプとストレートタイプの2種類に分けられます。どちらも使い勝手は変わらないと思いますが、T字だと収納するときにかさばるため、私はストレートタイプを2本使用しています。

トレッキングポールのメリット

トレッキングポールは、夏山の登りでは推進力を得ることができ、下りでは足腰の負担を軽減することができます。ただし岩場ではポールを引掛ける危険があり、全体重を預けるとポールが破損する危険があります。冬の積雪がある場合にはバランスを取る道具になり、どちらかと言えば夏山よりも積雪がある時に活躍する印象です。

ほとんどのトレッキングポールは2~3段構造で、シャフトを引き出して最適なサイズに伸ばして使用します。最適なサイズとは、自身の肘を直角に曲げた時の地面からの距離が目安で、最下段のシャフトを最大に伸ばして、手元に近いシャフトで長さを調節します。トレッキングポールにはグリップに紐が取り付けられており、紐に手を通して紐ごとグリップを握ります。こうすることで常にグリップを握らなくてもポールが手から離れなくなります。

トレッキングポールの先端に注意

通常、トレッキングポールを購入すると先端にキャップが付いています。これを外すと先端が尖るため積雪がない場合では土壌の浸食を防ぐためにキャップを付けようにします。もし購入時に先端にキャップが無ければ、登山用品店に売られているキャップも購入すると良いです。

冬山では、積雪や凍結した地面を刺して使うため、先端のキャップを外して使います。ポールの先端にあるプラスチックのリングはバスケットと呼ばれ、夏山では小さなバスケットを使用し、積雪があるときは浮力を持たせるため大きいバスケットを取り付けます。