まいぷら

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山旅(登山)で使うツエルト

ツエルトはドイツ語でテントを意味していますが、日本では簡易テントと位置づけられています。ツエルトは緊急用として持ち歩きますが、使用する機会が少ないと感じている人が多いと思います。ツエルトはレジャーシートとして使用でき、ご来光などを待つときに体に巻いて暖をとるなど、工夫次第で使用する機会が増えるため、日帰りの場合は持ち歩いて欲しいアイテムです。

ツエルトとテント

ツエルト

山旅(登山)で持ち歩くツエルトは簡易テントと言えます。ツエルトは商品が少なく、選び方に選択肢はあまりありません。パラシュートと同じ強度で作られているため簡単に破れず、値段は1万円程度で2人用で重さは400グラム程度です。これよりも軽い物もありますが、少し割高になるため予算に合わせて選ぶことになります。

別売りのポールやトレッキングポールを代用してテントポールとして使えば、小さなテントとして設営することができます。ツエルトとポールだけであれば軽量化が図られるため、これを使用して寝泊りする人がいますがツエルトは建てるためにコツが必要です。自立型テントでも2キロを切るため、居住性と軽量化を天秤にかけて選択することになると思います。

山旅(登山)のツエルトの選び方

ツエルトは購入に併せて雑索を購入した方が良いです。緊急時にテントとして使う場合は、雑索でツエルトを木の枝などで張りを取る方が居住性が高くなり便利です。雑索は普通のテント泊でも物干しとして使用できるため、無駄な出費にはならないと思います。

本当であればツエルトで一晩明かす訓練をしてみると良いです。恐らく山岳会ではそのような訓練をしているところもあるとと思います。一度経験しておくと緊急時に冷静に対応できると思います。なお、テント本体と同じようにツエルトに防水スプレーを使用しないで下さい。呼気などの水分を逃がしきれずに結露してしまうためです。

レスキューシートとツエルト

登山用品店には緊急時に体温を保温するレスキューシート(サバイバルシート)が販売されています。軽量コンパクトで値段は500円程度です。レスキューシートの欠点は1度しか使えないことで、一度広げてしまうと小さく纏まらなくなります。

そう何度も起こり得ない緊急事態に備えて、コンパクトでそれほど高価ではないレスキューシートを持ち歩くことは安心感もあるため効果的だと思います。どちらが良いかは分かりませんが、使い捨てのレスキューシートよりはツエルトを頻繁に使うようにしています。ツエルトの弱点は、収納するために強引に袋に押し込めないといけないところです。