まいぷら

何もかも忘れて、ぷらぷら旅に出かけよう。

山旅(登山)のコンロ(ストーブ)

山旅(登山、トレッキング)で使うコンロ(ストーブ)

山旅(登山やトレッキング)で調理する場合や、休憩時にお湯を沸かしてお茶する場合など、コンロ(ストーブ)が必要となります。現在の主流はガスストーブで、コンロとガス缶を装着するだけで火をかけることができます。

ガスコンロは調理で使用するときや山の中でコーヒーを沸かして優雅に飲むときに使用します。また、山水の煮沸消毒や雪山で水を確保するために雪を解かすときに使用します。また、寒いときなどではコンロで暖を取ることもできます。

コンロの種類

コンロの種類は、大きく分けてガスとガソリンがあります。昔はガスは火力が弱くて燃費が悪いと言われていましたが、ガスが改良されて寒冷地でもそれなりの火力が得られるようになり、燃費も良くなりましたのでガスストーブ以外の製品は見かけなくなりました。

ガスストーブは取り扱いが簡単です。プレヒートやポンピングを必要とせず、ボンベとコンロを接続すれば火を付けることができます。湯を沸かすだけなら圧倒的にガスストーブの方が早いです。また、燃料を注入する必要がないため、燃料の持ち運びや注入時に神経を使う必要がありません。

ガスストーブはコンロとガス缶だけで済むため軽量になります。スノーピークのコンロは、マグカップに収められるほど小さいため持ち運びも楽です。ガソリンストーブはコンロだけでも重く、ポリタンクに燃料を入れて持ち歩かなければならないため、重くて場所を取ります。

山旅(登山)で使うストーブ

ガスストーブの火力は2000~4500キロカロリーの商品がラインナップされています。できれば火力は強い方が良いですが、バーナー部分が小さいと火が集中することになるため、燃焼範囲が狭くて風に弱くなり、その部分が焦げ易くなります。バーナー部分は大きい方が使い勝手は良いと思います。

五徳は折れ曲げて小さくできるタイプが多いですが、ある程度の強度がなければ熱で五徳部分が曲がることがあります。また地面で使用する場合は多少なりと傾いているため、五徳は滑らないようにギザギザな方がコッヘルが落ちにくいと思います。

ガスストーブは作りがシンプルで故障があまり無いです。強いて挙げればオートイグナイタ(自動着火装置)の故障が多いため、使い捨てライターを使用した方が良いです。少しでも軽くするため自動点火装置がないタイプを購入しても良いと思います。

山旅(登山)とランタン

テント泊の場合、夜に光源を確保するためにランタンという選択肢が生まれますが、山では荷物を背負うことになるため少しでも減らしたいものです。ランタンはガスを使用して光を簡単に得ることができるため快適だと思われがちですが、実際は使用する機会はほぼ無いと考えています。

ランタンが不要な理由
  • 燃料が勿体ない。
  • 重くなるため物を増やしたくない。
  • 光源が欲しいならヘッドランプでいい。そこにお金をかけたくない。
  • 山で夜遅くまで起きていることはない。
  • テント内であまり燃焼させたくない。
  • 広範囲を照らすだけの明るい光源が必要とは思えない。

山のテント場では早めに食事を摂り、早めに就寝するため夜遅くまで起きていることはありません。山が一番美しくなるのは夕暮れや朝焼け、満天の星空であり、これらを堪能するために光は無い方が良いです。夜間に光源が必要な場面はトイレに行くときなどで、ランタンを活用することはあまり想定できません。