まいぷら

何もかも忘れて、ぷらぷら旅に出かけよう。

「鎌倉アルプス」の山旅(登山)情報

山行日
2004/11/13、2004/12/05、2004/12/18
天 候
晴れ
ルート
朝比奈切通、鎌倉、天園ハイキングロード
地 図
ガイドブック
同行者
ひめ
標 高
わからね

山旅(登山、トレッキング)の記録

鎌倉アルプスからの展望

朝比奈(朝夷奈)切通から鎌倉へ

金沢八景の方面から、朝比奈(朝夷奈)切通を抜けて鎌倉へ抜ける山旅(登山、トレッキング)を慣行してみました。「切通」とは山を切り開いた通路のことで、鎌倉幕府の都であった鎌倉が相模湾と山に囲まれる地形だったため交通の便を良くするため「切通」を造ったようです。

いくつかある切通のうち朝比奈切通は鎌倉と外港六浦を結ぶ物資輸送の主要道になっていて、伝説では和田義盛の三男で力自慢の朝比奈三郎義秀が一夜で切り開いたとされています。

金沢八景の方面から朝比奈切通を歩くと熊野神社へ向かう道と分岐します。この分岐路から5分ほど歩くと熊野神社へ到着します。熊野神社は切通を開く際の守護神を祀られる神社として建てられたようで、横浜市の無形文化財に指定されている湯立て神楽が開催されるそうです。

朝比奈切通

朝比奈切通

熊野神社

熊野神社

一反戻って鎌倉方面へ向かうと、途中壁に掘られた仏様がありましたし、山水が流れているところもありました。なかなか歴史的な背景と変化にとんだ趣のある場所でした。

壁に彫られた仏様

壁に彫られた仏様

朝比奈切通にある滝?

朝比奈切通の滝

天園ハイキングロード

鎌倉アルプスの登山道

天園ハイキングロードは、鎌倉をとりまく300m位の低山の山塊である鎌倉アルプスに付けられた登山道です。朝比奈切通から鎌倉へ入って十二所神社などの史跡を巡り天園に入ってみました。

十二所神社から5分ほど歩いたところに明王院がありました。鎌倉幕府4代将軍藤原頼経が1235年に建立した五大明王を祀る五大堂で、当時は鶴岡八幡宮、永福寺、勝長寿院とならぶ大寺院でしたが、江戸時代に火災に遭い現在は本堂が一つだけです。

明王院の隣の筋から天園ハイキングコースに入れそうなルートがありますが、どうも藪の中みたいで前日に大雨が降ったこともあり、このルートをあきらめ別ルートを探すことにしました。

道を探す途中、杉本寺を通過しました。杉本寺は行基が建立した寺で、鎌倉で最古の寺院みたいです。この裏山には杉本城跡があり、源氏の重臣三浦氏の支城がありました。また、近くにある十一面観音は、慈覚大師、恵心僧都作が安置されるほか、行基菩薩作と言われるものもあります。

杉本寺から10分ほどで鎌倉宮へ到着します。鎌倉宮は護良親王を祀る社です。親王は本殿裏に幽閉されたのち足利尊氏の弟直義の手に掛かり28歳でこの世を去っています。明治時代、天皇親政に尽くしたとして、明治天皇がこの社を築きました。鎌倉宮は別名「大塔宮」と言いますが、大塔宮は親王の宮名です。

明王院

明王院

鎌倉宮

鎌倉宮

鎌倉宮から徒歩10分で瑞泉寺に到着します。この寺は鎌倉末期の高僧夢窓疎石が建造して南北朝時代には足利尊氏の四男で鎌倉公方の基氏が再建し関東管領の菩提寺になりました。

瑞泉寺の隣に天園ハイキングコースの登山口があります。ここから胡桃山を通過する道には北条首やぐら、お塔の窪やぐらなど史跡がありました。

天園ハイキングロードの残りを歩く

天園ハイキングロード

鎌倉駅から観光地である鶴岡八幡宮などを観光しながら天園ハイキングロードの山旅(登山)をしました。

鎌倉駅から徒歩5分ほどで鶴岡八幡宮へ到着します。鶴岡八幡宮は鎌倉幕府の宗社として発展した神聖な場所ですね。

この脇を15分ほど歩くと、建長寺へ到着します。建長寺は、建長5年(1253)北条時頼が蘭渓道隆(らんけいどうりゅう)を開山として創建したわが国最初の禅の道場です。

この建長寺の裏から天園ハイキングロードへ入ることができますが、入場料がかかるためこのルートではなく、さらに20分ほど進んだところから天園ハイキングロードへ行くことにしました。

鶴岡八幡宮

鶴岡八幡宮

建長寺

建長寺

天園ハイキングロード

天園ハイキングロード

天園ハイキングロードは起伏が小さくて、都心の近郊にある気軽なハイキングコースでなので人気が高く、多くの登山者が見受けられました。

鎌倉アルプスの概要

古都鎌倉の外殻をなす山々を総称し鎌倉アルプスと呼びます。この鎌倉アルプスを巡る山旅は、鎌倉の歴史探訪と同義となると思う。

やま旅の勝手な評価

近い度
★★★★★
ファミリー度
★★★★★
暇つぶし度
★★★★
史跡度
★★★★★
展望度
★★★