3月の3連休。春の訪れを感じさせる爽やかな季節ですね。こんな天気も良く暖かい日は山に行こうと思って茅ヶ岳の山旅(登山、トレッキング)に出発します。
茅ヶ岳は日本百名山の父、深田久弥氏の終焉の地です。そのため、麓には深田公園があり、終焉の地には石碑が建っていました。
深田公園入口に車を止め、山旅(登山)をスタートします。深田公園には石碑があり「百の頂きに百の喜びあり」と刻まれていました。これまで日本百名山に興味はありませんでしたが、目指してみるのも面白いと思いました。
茅ヶ岳までの登山道は、木々の間を抜ける陽の光が心地よいです。約1時間歩くと女岩と呼ばれる水場に到着しました。断崖から滴れる水が冷気に当たってつららになっていました。
女岩から登山道らしくなって、少し急斜面に差し掛かったところで先行者が石をゴロゴロ落としたようで、落石が倒木に当たってガツン!と音を立てました。
だんだん見晴らしが良くなると深田久弥終焉の地に到着しました。見晴らしの良い場所にひっそりと石碑が建っていたので手を合わせてご冥福をお祈りします。
深田久弥氏の終焉の地から15分ほどで茅ヶ岳に到着します。茅ヶ岳の見晴しはかなり良くて南アルプス、富士山、八ヶ岳も見えます。
山頂では十数名の登山者が昼食を摂っていて、私たちも昼食にしようと思ったら箸がありません。今回の山旅(登山)は忘れ物が多くてコンパス、ズボンのベルト、手袋、それに箸を忘れてしまいました。仕方が無いので行動食だけで金ヶ岳に向かいました。
金ヶ岳方面は氷と化した雪があり滑ります。アイゼンはありませんのでキックして進みます。
茅ヶ岳から1時間ほどで金ヶ岳に到着しますが展望は茅ヶ岳に比べるとありませんでした。登山者は来ないので、のんびりしました。蒼天に雲が流れるのは、何ともいい気持ちでした。
深田久弥氏終焉の地と知られる茅ヶ岳。山容が八ヶ岳に似ていることからニセ八ヶ岳とも呼ばれる。