日本一の山である富士山の山旅(登山、トレッキング)に出かけてみました。夏の富士山は老若男女問わず多くの登山者で賑わいますが、大部分が河口湖(吉田口)と最短の富士宮口を利用しているため、須走口から夜行でご来光を見に行くことにしました。
富士登山では高山病を考慮しないといけません。須走口はすでに標高2,000mあるため、この時点でも少し空気は薄いと思います。
高山病は体調に影響されますので、風邪気味で鼻水も出てくる体調だと少し心配になります。
夜間とは言え子供を連れたファミリーなどが登っていました。途中で下山中の中高年登山者が怪我をしてみんなで治療しているシーンもあり、夜中に行動する場合は注意すべきだと思いました。
高山病が心配でゆっくり登山していたら、若者などがどんどん追い越して行きましたが、七合目を過ぎたあたりからバテて寝込んでいる人たちや高山病で苦しんでいる人たちを目にしました。富士山のような標高の高い登山は体力勝負ではないと思います。。
本八合目からは吉田口から登ってきた登山者と合流します。これが凄すぎで人が溢れています。うまく人の波をかわしながら歩いて山頂を目指します。
ご来光は4時50分の予定なので、それまで仮眠をとろうと東向きのいい場所を陣取りましたが、3時に山小屋の人が起きだしてベンチをならべて商売を始めたため追い払われてしまった。
山頂の気温はわかりませんが強風でとても寒いです。フリースやレインウエアなどを着込んでも寒いのでツエルトを被り寒さを凌ぎました。コーヒーを沸かしてみましたが、あっという間に冷めてしまいます。
日の出は4時くらいから始まりました。写真撮影を試みますがガスで撮れません。強風でガスが流れたほんの数秒間を狙って撮影をしました。寒いなかエキサイトした時間帯でした。
お鉢めぐりをして最高峰である剣ヶ峰に向かいました。意外と外人が多くて最高峰を教えて欲しいと言われて地図を片手に説明しました。
お鉢をグルッと一周してから登ってきた所を引き返そうとしたら「下山口はあっち!」と教わり登り返したハプニングがありました。
下山路は細かい砂利が多い道になります。ずぼっと足がはまるため砂利が入らないようにスパッツを装着しておくと良いと思います。
日本一の山、富士山。日本百名山の一つでもある。夏場は2ヶ月で20万人を超える人々が登る。冬季は独立峰であるため登山には適さない。