まいぷら

何もかも忘れて、ぷらぷら旅に出かけよう。

「北岳~農鳥岳」の山旅(登山)情報

山行日
2006/09/05~2006/09/07
天 候
晴れ/曇り
ルート
広河原(08:30)~二俣(10:20)~肩の小屋(13:10)~北岳(13:40)~北岳山荘(14:25)(幕営)
北岳山荘(06:30)~中白根山(07:00)~間ノ岳(08:00)~農鳥小屋(09:00)~農鳥岳(10:40)~大門沢小屋(14:40)(幕営)
大門沢小屋(06:15)~休憩小屋(08:00)~奈良田(08:30)
地 図
山と高原地図「北岳・甲斐駒」、2.5万図「鳳凰山・間ノ岳・夜叉神峠」
同行者
単独
標 高
北岳(3193m)、間ノ岳(3189.3m)、中白根山(3055m)、農鳥岳(3025.9m)

山旅(登山、トレッキング)の記録

北岳と登山道

絶好の八月の山旅(登山、トレッキング)が利尻岳を2回登るだけで終わるのは忍び難いので、今回は単独で白峰三山を縦走しました。

9月4日に南アルプス温泉ロッジに宿泊しましたが、閑静なロッジで、食器の片づけなどいろんなルールがありました。1泊2日で8,000円でした。広河原までのバスは、そのロッジの前の駐車場から出発するので安心です。

9月5日7時10分のバスに乗り込みます。8時20分に広河原に到着して朝食を済ませて写真を撮影しようとしたらメモリースティックを忘れていることに気づきます。仕方がないので携帯のカメラで全て撮影します。

広河原から二俣方面に向かい樹林帯を抜ければ雪渓が現れます。二俣の分岐で北側の右俣コースを歩きましたが、ここから北岳のバットレスが大きく見え、振り返ると鳳凰三山が大きいです。

途中の広場でバットレスを眺めながら昼食したあと、さらに進めば稜線の登山道に出ます。稜線をたどって北岳肩の小屋を経由して北岳の山頂に登頂すると、最高の天気で360度の大パノラマでした。ここで一息ついたあとガレた斜面を下れば北岳山荘に到着します。

北岳と雪渓

北岳と雪渓

バットレスが大きい

北岳バットレス

夕刻から風が強くなりフライがバタバタと揺れて風でテントが持ち上がりそうです。体の重みを利用してテントを支えますが、翌朝テントを見てみたらテントの張り縄が一本ちぎれていました。どうやら擦れて切れてしまったようです(T-T)

北岳山頂

北岳頂上

間ノ岳から見る北岳

間ノ岳から北岳

9月6日6時30分に出発します。雲海が見事ですが太陽はガスで陰っています。7時に中白根山、8時に間ノ岳山頂に到着します。ここまでは展望が良くて北岳、農鳥岳、塩見岳も見えます。のっぺりした山なので、ガスに巻かれないうちに出発します。

農鳥小屋に9時に到着して農鳥岳を眺めると展望がありません。農鳥岳に向かう登山道では、雨が下から吹き上げてきます。雨の岩場に独りぼっちで寂しいです。

西農鳥岳のあたりから完全に雨になります。さすがに寒いのでレインウェアを着込んで先に進みますが、岩稜帯なので雨で滑るし突風が吹いてきて視界も悪いです。ひたすら寂しく孤独に歩き続け10時40分に農鳥岳山頂に到着しますが展望はありません。ガッカリです。

ガスの農鳥岳

ガスの農鳥岳

揺れる吊り橋

揺れる吊り橋

農鳥岳から下って広河内岳の分岐で一息いれて広河内岳への最初のピークまで進みました。地図の「濃霧時注意」の文字にビビって、どうせ展望ないだろうと言い訳を言いつつ下りました。

下りの登山道は石が多くて滑りやすいです。下りだして1時間ほどで沢の音が聞こえてきて沢筋をひたすら下ると、二日目の宿である大門沢小屋に到着します。

翌日は雨は上がっていました。沢筋を下って1か所徒渉すれば歩きやすい登山道になり、さらに吊り橋を3か所渡れば休憩小屋のある登山口に到着します。さらに下れば奈良田の温泉に到着するので一風呂浴びてバスに乗車すれば山旅(登山)は終わりとなります。

「北岳・間ノ岳・農鳥岳」の概要

日本百名山に数えられる日本第2位の高峰である北岳と第4位の間ノ岳。それに日本二百名山の農鳥岳を合わせて白根三山と呼ぶ。この稜線は3000m以上の稜線としては日本一長い。

やま旅の勝手な評価

山の神秘性度
★★★★★
よく歩いた度
★★★★
独りぼっちの寂しさ度
★★★★
デジカメに泣いた度
★★★★★
ガスにやられ度
★★★★