富士山が見える山として雁ヶ腹摺山の山旅(登山、トレッキング)を予定しました。
仕事の関係で東京を11時頃に出発すると甲斐大和駅に到着したのが14時過ぎになり本日の山行は絶望的になります。
暗くなって歩くのも嫌なのでタクシーで移動すると湯ノ沢峠避難小屋まで5,600円かかりました。
天候は雨で明日の天気も90~100%の確率で雨だそうです。でも長期出張が待ち受けてるから仕方ありません。
湯ノ沢峠避難小屋はかなり快適です。トイレも水場も近くにありますし、小屋自体も隙間はありますが電気は付きますし、ふとんも常設(あんま綺麗じゃないけど)しています。ただし食事を作っている最中にネズミが出ましたので食品関係には注意が必要です。
10月6日6時起床して食事を作ります。雨は依然強いです。天気に文句を言っても仕方が無いので7時40分に出発を決めます。整備された登山道ですが、足元がぬかるんで滑りやすいです。
だんだん展望が開けますが雨のため視界が悪いです。白谷丸と黒岳の間は遮る物が無くなって「晴れていれば快適だろうな」と思いますが突風が襲いかかります。遮る物が無いためです。横から雨を受けるうちはまだ良いですが、真っ正面から雨を受けると雨が痛いほどです。
黒岳から大峠に降って、雁ヶ腹摺山を目指す途中には休憩小屋がありました。夏場ならテントもできるし、シュラフカバーがあればビバークもできると思います。
ここから1時間位で雁ヶ腹摺山山頂に着きます。のっぺりした山頂で南面が開けています。有名な富士山の景色は当然ながら見えませんでした。
雁ヶ腹摺山から降って姥子山へ向かいます。笹が多いですが綺麗に刈ってあって歩きやすい登山道です。
途中で2回林道を横切ることになります。小さくのっぺりした西峰には山頂を示す物は無ありません。そこから一度降って岩場を登って行くと雁ヶ腹摺山が大きく見えます。その先が東峰で山頂を示す標識が建っています。
西峰経由で林道に戻る道を選択すると、登山道と林道を何度か交差して金山峠にたどり着きます。金山峠からは急坂で雨のため滑りやすい状態で転倒してしまいます。
何とか沢筋に出ると徒渉が数回待っています。本日は激雨なので増水していて注意が必要です。マジです。
何とか林道に出ると今度は土砂崩れが待ってます。最近できた土砂崩れみたいで足を入れたらズボッとハマってしまい靴が真っ白になってしまいました。急いで危険個所から逃げて降れば金山温泉に到着します。入浴料は500円です。
バスで帰る場合、遅能戸バス停まで歩く必要があります。バスは本数が少ないので最悪の場合は大月駅まで歩かないといけません。金山温泉から大月駅まで1時間半くらいだと思います。
途中で地元の爺さんに話しかけられました。方言で何を言ってるのかわかりませんが、恐らく「熊とか鉄砲で仕留めに行くときも、こんな天気の日に山には行かない」と言ってたと思います。言い訳できないので笑って済ませました。
山梨県大月市に位置する雁ヶ原摺山は富士山の眺めが良い。ここからの富士山の眺めは、旧500円札(昭和26年発行)の裏に描かれた。