前日の忘年会で「明日は山だから飲めないんですよー」と言ったが最後。記憶を無くすほど呑まされてしまいます。朝起きると甲武信ヶ岳の登山口です。姫様が連れてきたとはいえ、どうやって帰宅したのだろうか?未だ不明…(^^;)
体調不良に天候不良です。雨の中、西沢渓谷から山旅(登山、トレッキング)を開始します。久々の重荷は肩にずっしりきます。
徳ちゃん新道を歩きましたが、途中から雪になってメルヘンの世界へと変わります。木賊山付近からは寒くなって、濡れた衣類が氷ついているみたい。うん、こいつは寒いぞ。
木賊山を通過して、甲武信小屋の途中は、吹雪いて寒いと言うより痛い。風が当たる左腕は、感覚が麻痺し始めます。
何とか甲武信小屋に到着しますが、この小屋は冬季は解放してもらっていました。中に入ると人が二人いましたが、この小屋の助っ人さんで名刺を頂きました。
「まあ、寒かったでしょう。お酒でもどうぞ!」と言われたものの、昨日は忘年会で飲み過ぎたので断ろうとしましたが「じゃ、迎え酒ですね。つまみなら一杯ありますよ。わははは。」と返されて宴に参加です。甲武信小屋の方は、みなさん陽気ですね。良い方々です。
8時に就寝したにも関わらず、みんなそろって寝坊です。気温はマイナス5度。これでも暖かいんだとか。
山小屋の皆さんとは甲武信ヶ岳の下で別れて、別行動で甲武信ヶ岳を目指します。甲武信ヶ岳の山頂はガスって展望なしでした。とにかく寒い!
山頂からは、一反甲武信小屋へ下って、木賊山を巻いて破風山へ向かいます。途中の避難小屋のあたりから晴れ間が覗き、冬の山々が立派。その奥には富士山が姿を現します。これだよ、これ!!
西破風山直下は岩場で、雪があると歩きにくいですが展望があって気持ちいいです。西破風山、東破風山と過ぎてから雁坂嶺に向かいました。雁坂嶺の近くは笹道になって、それまでと雰囲気が違います。
雁坂嶺を通過して、日本三大峠の一つ雁坂峠に向かいます。だいぶ雪が無くなって雁坂峠は雪がほとんどありませんでした。
峠からは下りになります。沢筋を歩いて3回徒渉すれば車道に差し掛かり、さらに歩いて駐車場まで戻れば本日の山旅(登山)は終了です。
日本百名山の一つ。甲州、武州、信州の境界に位置することからこの名が付いた。日本三大峠の一つ雁坂峠は分水嶺なので、雨水が太平洋と日本海のどちらかに注ぐ分岐点になる。