2006年最後の山旅(登山、トレッキング)は、ダイヤモンド富士が見える木曽駒ヶ岳へ行くことにしました。あいにく大晦日のホテル千畳敷は満室だったので、1日前の30日に泊まって31日のご来光を眺めて、天気が良ければ木曽駒ヶ岳に登ることにしました。
ロープウェーで千畳敷に到着して登山計画書を書いている時に長野県警の方から「装備大丈夫?防寒対策は?デブリ出てるんだよ。マジで行くの?やめといたら?」と言った感じでだいぶビビらされますが、とりあえず無理はしないことで了承してもらいます。
計画書を書いたあと、時間があるので3,000mの世界へ出てみます。すごい絶景!でも寒い。風も吹いてる。体感温度が下がっていきます。明日は大丈夫か不安です。
翌朝、6時に起床します。7時頃に富士山の山頂からご来光が始まります。寒さに耐えてダイヤモンド富士の撮影を開始します。さすがに3,000mは寒いです。
朝食と身支度を終えて、山旅(登山)に出発したのが8時45分くらいです。風はほとんど無くて絶好のコンディション。2番手で出撃したはずですが、ほとんどトレースがありません。早くも敗退寸前に追い込まれます。
夏道はデブリが出ているため使えず、伊那前岳方面を目指します。ひめの後にも単独行者がいるので、足場を作りながら登っていきます。結構めんどくさい作業です。
急登を終えて稜線に出たときは、ガッツポーズしてしまいます。嬉しいです。ところが稜線に出たとたん風が叩きつけます。寒い?いや、痛いぞ!耳の感覚が無くなっていきます。
宝剣山荘と中岳と経由して木曽駒ヶ岳へアタックします。風も無くて思ったほどきつくはありませんでした。山頂は2人だけで写真を撮っていると、千畳敷ではなく、かなり下から歩いてきたグループが登ってきました。ご苦労さまです。
下山は本峰、中岳とシリセードの連続で下っていきます。これが楽しくて大はしゃぎ!
千畳敷までの最後の下りは、高度感がある急斜面で怖いです。じっくり時間をかけて下ります。
今年の山旅(登山)は、天気が良い中で、美しい雪の高山を堪能できて、最高な形で終了することができました。
日本百名山の一つ。木曽山脈の最高峰である。千畳敷カールを持ち、夏は豊富な高山植物を楽しむことができる。東洋一のロープウェーが完成してからアプローチが非常に簡単になった。