GWになって山旅(登山、トレッキング)しようと相談してみたら、
1.これまで登ったことが無い山
2.久しぶりだから、百名山のどれかに登りたい。
3.キャンプしたい。
と言うことで、鳳凰三山が候補に挙がりますが、残雪期だから雪で大変だし、雪山装備は重荷になるし、テント泊は1年以上ぶりだし、そもそも山旅(登山)が半年ぶりなので不安になります。
青木鉱泉に車を停めて(駐車1,500円/2日間)山旅(登山)を開始します。登りはドンドコ沢コースを選択しました。意外と暑くて汗をドップリかきながら登りますが、沢コースだけあって滝が幾つかあり見るだけで癒されるし、次の目標にもなります。
標高2,000mを越えた辺りから、雪が残り始めますので、この辺からアイゼンに履き替えます。
しっかり締まった雪ではなく、ワサワサと沈み込む雪で悪戦苦闘。長い森林帯を抜けると、地蔵岳の大きなオベリスクが視界に入り込んでかなり感動します。テント場までもう少しですが、重荷と低温とアイゼンワークと雪で足を取られ、ヘトヘトに近い状態。
長い道のりを甘く考えていたのかもしれない、と反省しますが既に遅いです。とにかくテント場まで到着しなくてはなりません。
1日目の行程は、やや遅れ気味で鳳凰小屋に無事到着。雪の中にテントを設営してみますが、完全に雪山のテントです。
翌朝、テント内は多分氷点下にはならなかったと思いますが、テントの外は氷点下近くまで下がったので雪がだいぶ締まっていました。たぶん昨日よりは歩きやすくなります。
出発が少し遅れて、7時にテント場を出ました。最初に地蔵岳に向かいますが雪の急登になるため体力的にかなり堪えます。
ここを登り切るとオベリスクの麓に到着します。休憩したあと赤抜沢ノ頭と観音岳を経由して薬師岳に向かいますが、この辺りの稜線は白峰三山や甲斐駒ヶ岳が圧倒的に大きく、遠くに八ヶ岳が見えるなど景色的にとてもすばらしいです。
日中の気温もだいぶ上がっているし、薬師岳周辺の雪はほとんど残っていませんでした。
薬師岳に到着して、ここから青木鉱泉に降ることになります。
降り初めてすぐは雪が大量に残っています。踏み跡はちゃんとついているし赤テやマークがあるのでわかりやすいですが、緩んだ雪は歩きにくくて仕方ありません。
踏み固められた雪もありますが一歩間違えるとズボッと足が深みにはまってしまって足を抜くのが大変です。足を取られた拍子に片足のスパッツをビリっと破いてしまいます。ほんの1cm程度ですが、かなりショックです。
緩んだ雪に悩まされて青木鉱泉に着いた時には疲労困憊でした。青木鉱泉で疲れた体を癒すため入浴して本日の山旅(登山)を終えました。(入浴料:1,000円)
日本百名山の一つ。鳳凰三山とは南アルプスの北側に連なる薬師岳、観音岳、地蔵岳の三つのピークを指す。地蔵岳にはシンボルでもあるオベリスクが聳える。