まいぷら

何もかも忘れて、ぷらぷら旅に出かけよう。

「鳳凰三山」の山旅(登山)情報

山行日
2009/05/03~2009/05/04
天 候
晴れ
ルート
青木鉱泉(09:20)~南精進滝(11:10)~鳳凰滝(11:45)~白糸滝(13:15)~五色滝(14:10)~鳳凰小屋(15:40)
鳳凰小屋(07:00)~地蔵岳(08:00)~赤抜沢ノ頭(08:15)~観音岳(09:25)~薬師岳(09:55)~青木鉱泉(14:55)
地 図
山と高原地図「北岳・甲斐駒」
同行者
ひめ
標 高
地蔵岳(2764m)、観音岳(2840.4m)、薬師岳(2780m)

山旅(登山、トレッキング)の記録

1日目:青木鉱泉から鳳凰小屋へ

鳳凰三山のシンボル

GWになって山旅(登山、トレッキング)しようと相談してみたら、

1.これまで登ったことが無い山
2.久しぶりだから、百名山のどれかに登りたい。
3.キャンプしたい。

と言うことで、鳳凰三山が候補に挙がりますが、残雪期だから雪で大変だし、雪山装備は重荷になるし、テント泊は1年以上ぶりだし、そもそも山旅(登山)が半年ぶりなので不安になります。

青木鉱泉に車を停めて(駐車1,500円/2日間)山旅(登山)を開始します。登りはドンドコ沢コースを選択しました。意外と暑くて汗をドップリかきながら登りますが、沢コースだけあって滝が幾つかあり見るだけで癒されるし、次の目標にもなります。

標高2,000mを越えた辺りから、雪が残り始めますので、この辺からアイゼンに履き替えます。

登山道の先にオベリスク

登山道の先にオベリスク

雪の急坂

雪の急坂の登山道

しっかり締まった雪ではなく、ワサワサと沈み込む雪で悪戦苦闘。長い森林帯を抜けると、地蔵岳の大きなオベリスクが視界に入り込んでかなり感動します。テント場までもう少しですが、重荷と低温とアイゼンワークと雪で足を取られ、ヘトヘトに近い状態。

長い道のりを甘く考えていたのかもしれない、と反省しますが既に遅いです。とにかくテント場まで到着しなくてはなりません。

1日目の行程は、やや遅れ気味で鳳凰小屋に無事到着。雪の中にテントを設営してみますが、完全に雪山のテントです。

2日目:鳳凰小屋から鳳凰三山を巡り、中道を経て青木鉱泉へ

翌朝、テント内は多分氷点下にはならなかったと思いますが、テントの外は氷点下近くまで下がったので雪がだいぶ締まっていました。たぶん昨日よりは歩きやすくなります。

出発が少し遅れて、7時にテント場を出ました。最初に地蔵岳に向かいますが雪の急登になるため体力的にかなり堪えます。

ここを登り切るとオベリスクの麓に到着します。休憩したあと赤抜沢ノ頭と観音岳を経由して薬師岳に向かいますが、この辺りの稜線は白峰三山や甲斐駒ヶ岳が圧倒的に大きく、遠くに八ヶ岳が見えるなど景色的にとてもすばらしいです。

雪景色を見ながらのトレイル

雪景色の登山道

南アルプスの眺め

南アルプスの眺め

日中の気温もだいぶ上がっているし、薬師岳周辺の雪はほとんど残っていませんでした。

富士山が見えるのだが…

富士山が見えるはず

山頂の標識

山頂の標識

薬師岳に到着して、ここから青木鉱泉に降ることになります。

降り初めてすぐは雪が大量に残っています。踏み跡はちゃんとついているし赤テやマークがあるのでわかりやすいですが、緩んだ雪は歩きにくくて仕方ありません。

踏み固められた雪もありますが一歩間違えるとズボッと足が深みにはまってしまって足を抜くのが大変です。足を取られた拍子に片足のスパッツをビリっと破いてしまいます。ほんの1cm程度ですが、かなりショックです。

下山の道

下山の道

がっくり…

がっかり

緩んだ雪に悩まされて青木鉱泉に着いた時には疲労困憊でした。青木鉱泉で疲れた体を癒すため入浴して本日の山旅(登山)を終えました。(入浴料:1,000円)

「鳳凰三山」の概要

日本百名山の一つ。鳳凰三山とは南アルプスの北側に連なる薬師岳、観音岳、地蔵岳の三つのピークを指す。地蔵岳にはシンボルでもあるオベリスクが聳える。

やま旅の勝手な評価

絶景度
★★★★★
寒かった度
★★★★
荷物が重い度
★★★★★
雪がキツイ度
★★★★★
疲れた度
★★★★★