1週間程度の夏休みをもらい今年は山に行くことにした。天気予報では持って1~2日ってところで、久しぶりの山旅(登山、トレッキング)で脚力もないので、1泊2日程度の山として甲斐駒ヶ岳の登山にした。
戸台口に車を駐めてバスで北沢峠まで移動しますが戸台口の到着が遅れてしまったので、北沢峠に11時に到着しました。駒仙小屋にテントを張るとすでに12時になりましたが、翌日天気が悪いことを考えれば、仕方ないので甲斐駒ヶ岳を目指すことにします。
駒仙小屋から沢伝いに登ると仙水小屋に到着します。仙水小屋からガレ場を通過すれば仙水峠に到着します。ここからの展望は良いはずですが、残念ながらガスで真っ白になっています。
仙水峠で休憩したあと駒津峰まで急な尾根を歩きます。1時間ほどで駒津峰に到着しますが周りは真っ白です。先に進むか下るか悩んだ挙げ句、行けるところまで行こうと思い山頂を目指します。
ちょっとしたアップダウンを繰り返して六方石を過ぎると、地面が白くなりガスの白さと同化してしまいます。これでだだっ広いところに出てしまうと、道迷いをする可能性も否めません。
摩利支天との分岐のあたりが広い感じで踏み跡も多くあるためガスに巻かれる前に進みます。摩利支天との分岐からさらに登ると甲斐駒ヶ岳に到着します。山頂には祠がありました。
こんな天候で時間も午後3時なので登山者はいませんでした。ちょっと一服するとすぐに下りますが、すぐに山頂に向かう3人組と会いました。相手もまさかこんな日に人がいるとは思わなかったようで驚いた様子でした。
下り始めの頃からガスが流れていき、周りの景色が見えるようになりました。前方に見える摩利支天がとても大きく見え、六方石のあたりから甲斐駒ヶ岳の岩壁が大きく見えました。本当はこんな凄い景色だったのか…と思うと少し残念な気持ちです。
駒津峰からは、双児山経由で長衛荘に降りましたが、ここから雨が降り出してきました。雨具を羽織りながら下りましたが、辺りも暗くなり始めて滑りやすいし、さらに体も鈍っていて久しぶりに堪えます。
双子山まで一気に下り、さらに下っていくと樹林帯に入ります。さらに暗さが増してきて北沢峠に到着するころには、すっかり暗くなってしまいました。
安全登山とは言えない山旅(登山)でしたが、教訓としてヘッドランプは絶対に持ち歩くべきということを学びました。
日本百名山の一つ。仙丈ヶ岳が南アルプスの女王と呼ばれるのに対し、甲斐駒ヶ岳は南アルプスの貴公子と呼ばれる。花崗岩からなる山で山頂部分が白く輝くところが特徴。