やま旅(登山)のベストシーズン
日本は四季がありますので、山旅(登山)を始めるにあたり理想的な季節(シーズン)を考えてみたいと思います。(ここでは南関東の標高1,000m程度の低山と仮定します。)
山旅(登山)の理想的なシーズン
6月~7月上旬あたりであれば梅雨にあたるため雨の日が多くなります。梅雨の後半は集中豪雨も頻繁に起こりますので、崖崩れ、増水などの注意が必要と思います。9月くらいは秋雨前線と台風の影響で、崖崩れ、倒木、増水などに注意が必要だと思います。
一方、夏場の低山は暑すぎて熱中症が心配です。夏の夕立があるので、午後3時位には下山する必要があります。冬は雪やみぞれ雹が降ったり地面は凍結します。雪が降ってしまうと夏山とは異なり別世界になり、日没も早いため最初にやるべきではないと思います。
残るのは春先または秋の頃になり3月後半や4月のあたりは、天気が良ければ暖かく梅や桜が咲き出します。秋は移動性高気圧が来れば天気が安定していて紅葉が美しいです。ただし、これらの時期は冷えることがあるので、低山とは言えフリースの1枚は必携でしょうね。
簡単に考えると以上が私の見解になりますが、山旅は自然の中に入ることですから、ベストシーズンと言うよりベターシーズンだと言った方が良いかもしれません。確かに季節による難易度はありますが、このシーズンなら絶対に安全だと言う保証があるわけではありません。
山旅(登山)の理想以外のシーズン
私が考える理想のシーズンは上に述べたとおりですが、特にそのシーズンでなければならないとは思いません。少しのポイントを押さえれば、いつでも構わないと思います。思い立ったが吉日かもしれません。
まず、天気は晴れが良いでしょう。初めてのやま旅が雨天だったら滑って危ないし、展望も悪くてよい思い出が作れるとは思えません。やはり快晴に登った方がスッキリ爽快です。
季節であれば春先や秋が良いと思います。落ち葉の上を歩くのも山ならではのことで、落ち葉は地面に比べ滑りやすくなりますが趣があると思います。夏場は、暑さで汗をドップリかくと思いますので、水を多めにして早朝の涼しいうちに歩くと気持ちいいでしょう。いくら日照時間が長いとは言え、夕立があり得ますので、15時までには行動を終えるようにした方が良いです。
なお、個人的には、できるだけ一年を通じて山旅を楽しむと良いと思います。四季による山の変化は美しいですし、一年を通して山に親しむことで技術や体力を養うこともできると思うからです。