山旅(登山)の行動予定表を作成する
山旅(登山、トレッキング)を安全かつ充実なものにするため、目的の山の情報収集ができたら、今度はタイムテーブルを作成してみます。
タイムスケジュールを作ってみると、いつ登山口に到着して、いつ山頂に立って、いつ下山できるかなどが分かります。無理のない山旅(登山、トレッキング)になっているか確認でき、当日の行程がグッと具体的にイメージできるようになります。
行動予定表を作成しよう!
山旅(登山、トレッキング)のタイムテーブルを作成する方法としては、まず、行きたい山のコースタイムを見て、最低どの程度の時間がかかるのか把握します。過去にご自身の歩行スピードとコースタイムを比較したことがあれば、タイムテーブルの精度を高めることができます。
これにより下山時間から逆算すればだいたいの出発時間が決まります。あとは1時間に1回休憩時間を設け、昼食を眺めが良い山頂で食べたい場合など、それらの要素を組み込めば良いと思います。
その他、注意点は以下のような点があります。
山旅(登山)の行動予定表の注意点
- 季節によってルートの状況や日照時間が変わるため、行動時間に注意する。
- パーティの足並みによって所要時間も変わってくる。
- 登山の目的(写真撮影など)による時間配分
- 荷物の重さによる遅れ
これらを勘案して、余裕あるタイムテーブルを作成します。山の基本は「早立ち、早着き」ですので、無理のない行程になるようにスケジュールを組み立てます。
登山届を出そう!
タイムテーブルまでできれば登山届を作成して登山ポストや警察に提出するようにしましょう。遭難の際の捜索の手がかりとなる登山届は、最後の命綱と言っても過言ではありません。
また、登山計画書に書き込む内容は、緊急時に対応できる道具(例えば非常食、ツエルト、携帯燃料などの有無など)も記載されるようになっているので、道具の最終チェックともなります。