ガンガラーマ寺院
世界で最も古い仏教国スリランカにおいて、首都コロンボで最大規模の寺院であるガンガラーマ寺院は、多くの観光客や地元参拝者が訪れる有名な寺院です。ベイラ湖畔にあり仏陀が悟りを開いた菩提樹が植えられます。2月の満月にはナワン・ペラヘラと呼ばれる祭りが行われます。
ガンガラーマ寺院
ガンガラーマ寺院は、植民地支配下にあり仏教と文化の復興が切望されていた1885年にカドゥウェ・スリ・スマンガラ・ナヤカ・ティラ尊者により創建したコロンボ最大の寺院です。ベイラ湖に面する広大な敷地には仏塔や中庭があり、スリランカ人口の7割を占めると言われる信仰心の篤い仏教徒が参拝に訪れます。
コロンボ最大規模の寺院です
壁には色鮮やかな仏像や壁画があります
スリランカは16世紀のポルトガルからスペイン、イギリスの欧米諸国による植民地支配において、スリランカ仏教は衰退の一途をたどりました。18世紀になると仏教僧の中から上座部仏教の復興を唱えるものが現れスリランカ仏教は守られました。
ガンガラーマ寺院の内部
ガンガラーマ寺院を参拝するには靴を脱いで素足になります。内部は色鮮やかな仏間があり、仏像は神々しさを着色して表現しています。ガンガラーマ寺院は通常でも参拝者が多いですが、2月(ナワン月)の満月の日(ポヤ・デー)にはナワン・ペラヘラ祭と呼ばれる盛大な式典が開かれ、更に参拝者で混み合います。
本堂には大きな仏像が安置されています
たくさんの色鮮やかな仏像が神々しさを演出しています
ガンガラーマ寺院はコロンボ最大の寺院というだけではなく、職業訓練所や孤児院としての人々の支援のほか、地方の寺院の支援なども行います。こうした献身的な社会貢献により、展示館には奉納された国内外の仏像などで博物館のような展示品の多さです。
ガンガラーマ寺院の中庭
ガンガラーマ寺院の中庭には大きな菩提樹があり、その四方を展示館や仏殿が囲んでいる間取りです。仏殿には東南アジア特有の黄色に着色された仏陀坐像が安置されています。
菩提樹を中心に仏像が安置されています
たくさんの仏像と仏塔が階段状に並びます
仏像と仏塔が階段状に並ぶスペースがあり、日本で言う五百羅漢のような雰囲気があります。東南アジア特有の鮮やかな仏像ではなく、着色されていない茶色い仏像が並びます。
まち旅(旅行、観光)の記録
まち旅(旅行、観光)するために参考となる情報です。
- 住所
- 61 Sri Jinaratana Road, Colombo, Sri Lanka
- アクセス
- コロンボ・フォート駅(Colombo Fort Station)から車で20分
- 営業時間
- 6:00~22:00
- 料金
- シーマ・マラカヤ寺院と共通で200ルピー
- 地図