小樽運河
小樽港は北海道開拓の玄関口として発展してきました。戦前は北海道各地で採掘された石炭の最大の積出し港として、またニシン漁の最大の拠点として、北海道と本州の間で行われる取引の架け橋でした。
また、ロシアを初めとする海外との国際貿易港としても発展し、北海道で函館と1、2位を争うほど繁栄しました。当時は大きな船を沖に泊め、はしけ(台船)を使って荷揚げするのが主流で、はしけが直接倉庫の近くまで入れるように作られたのが小樽運河になります。
小樽運河は大正12年(1923年)に完成しました。全長1.3キロメートル、横幅40メートル、深さ2.4メートルあります。海岸の沖合いを埋立てて造られたため緩やかに湾曲しているのが特徴で、水路に沿って昔ながらの倉庫が立ち並びます。
戦後は小樽港の整備により役目を終え、昭和61年(1986年)に一部埋め立てられて散策路や街園が整備されました。
小樽運河クルージング
約40分のクルージングになります。
散策路
水路に沿って倉庫が並びます。
運河沿いの散策路には63基のガス灯が設置され、夕暮れ時には運河や石造りの倉庫がライトアップ、日中とはまた違った雰囲気を味わうことができます。
小樽運河周辺の景観は、日本夜景遺産、都市景観100選などに選ばれています。
まち旅(旅行、観光)の記録
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まち旅(旅行、観光)の記録
- 住所
- 〒047-0007 北海道小樽市港町
- アクセス
- JR小樽駅から徒歩10分
- 営業時間
- 特になし
- 料金
- 無料