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天照皇御祖神社

秋田県鹿角市の旅行で訪れた観光名所、天照皇御祖神社

天照皇御祖神社はかつて谷内観音堂と呼ばれていました。谷内観音堂の戦いで焼失してしまい、再建するにあたり天照皇御祖神社に改称されました。境内には鎌倉時代の板碑が数多く残り、山側の岩肌には同時代に刻まれた磨岩仏が現在も残ります。谷内の磨岩仏と呼ばれる磨岩仏は鎌倉時代の信仰を物語るもので、昭和60年(1985年)に県の史跡に指定されました。

天照皇御祖神社

天照皇御祖神社は創建年代は不明ですが古来より谷内観音堂と呼ばれていました。永禄7年(1564年)に谷内観音堂の戦いで秋田近秀に焼かれ天正2年 (1574年)に天照皇御祖神として再建されました。明治43年(1910年)には無格社八幡神社、駒形神社、出羽神社、滝沢神社、八坂神社を合祀し、明治45年(1912年)には熊野神社を合併して現在の形になります。

天照皇御祖神社

秋田県鹿角市の旅行で訪れた観光名所、天照皇御祖神社天明5年(1785年)に再建されました

天照皇御祖神社

秋田県鹿角市の旅行で訪れた観光名所、天照皇御祖神社境内には鎌倉時代の板碑が数多く残ります

天照大御神、須佐之男命、保食命、誉田別命を御祭神とする天照皇御祖神社の拝殿は天明5年(1785年)に再建されたものです。奉納される五大尊舞楽は平安時代の行基作と言い伝えられており平成21年(2009年)にユネスコ無形文化遺産に登録されました。

谷内の磨岩仏

天照皇御祖神社の山側の岩面に線刻された磨岩仏は境内の板碑の紀年銘から鎌倉時代末期に造立されたものと言われます。石英安山岩の露頭部分高さ6メートル、幅7メートルに阿弥陀三尊、左に観音菩薩、右に勢至菩薩の梵字が刻まれています。

谷内の磨岩仏

秋田県鹿角市の旅行で訪れた観光名所、天照皇御祖神社_谷内の磨岩仏磨岩仏の判読が難しいです

谷内の磨岩仏

秋田県鹿角市の旅行で訪れた観光名所、天照皇御祖神社_谷内の磨岩仏中心に阿弥陀三尊があり両脇に梵字が刻まれます

これらの石造物は、いずれも死者の菩提を弔うために造られたもので当時の信仰をよく物語ります。板碑は関東の武蔵武士団に由来したもので、関東御家人である成田/安保/奈良/秋元の四氏が鎌倉時代に鹿角地方の地頭として入部した史実を裏付けています。

まち旅(旅行、観光)の記録

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住所
〒018-5141 秋田県鹿角市八幡平谷内14
アクセス
JR八幡平駅から徒歩45分
営業時間
24時間
料金
無料
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