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須釜東福寺舎利石塔

福島県石川郡の旅行で訪れた観光名所、須釜東福寺舎利石塔

東福寺舎利石塔は、東福寺境内にある鎌倉時代の弥勒浄土往生の思想を表現した石の塔です。800年以上前の元久2年(1205年)に東福寺を開いた僧侶の遺骨が安置されている舎利石塔と言われます。東福寺舎利石塔は、鎌倉時代の仏教思想を表現した貴重な塔であることから、昭和10年(1935年)に国の史跡に指定されました。

須釜東福寺

須釜東福寺は鎌倉時代の元久2年(1205年)に宥元和尚が開山した真言宗智山派の寺院です。境内にある舎利塔の内部に納められている大日如来の石像の背には「元久二年乙丑開山宥元代」と刻銘があり、鎌倉時代に宥元和尚が開山したことが記されています。

須釜東福寺

福島県石川郡の旅行で訪れた観光名所、須釜東福寺鎌倉時代に創建した真言宗寺院です

須釜東福寺薬師堂

福島県石川郡の旅行で訪れた観光名所、須釜東福寺薬師堂木造薬師如来立像一躯が祀られていると思います

本堂横にある薬師堂には県の重要文化財に指定されている木造薬師如来立像一躯が祀られていると思われます。玉川村の解説によれば、薬師如来像は台座とも124センチで宋様式の影響を受けた鎌倉時代中期の作品とみられ、両腕、手首、両足先をハギ合せており、頭胴は一木の檀像で切れ長の彫眼に黑色、唇に朱色が入れてあるようです。

須釜東福寺舎利石塔

東福寺境内にある舎利石塔は、東福寺を開いた宥元和尚の遺骨が祀られていると言われる高さ180メートルある方型の石龕(石の塔)です。舎利石塔は宝珠を置いた屋蓋と塔身及び台座から作られ、正面の扉の周囲には弥勒浄土の四十九院の名が刻まれています。

東福寺舎利石塔

福島県石川郡の旅行で訪れた観光名所、須釜東福寺舎利石塔本堂と薬師堂の間にあります

東福寺舎利石塔

福島県石川郡の旅行で訪れた観光名所、須釜東福寺舎利石塔方形の石塔の内部に遺骨が納められています

石龕の内部台座中央には舎利(遺骨)が納められていると考えられる穴があり、遺骨を守るように大日如来が穴を塞いでいます。大日如来の背中には、鎌倉時代に宥元和尚が東福寺を開山したことが刻銘されており、舎利石塔は鎌倉時代の弥勒浄土の思想を表現した珍しい構造で、大変貴重なものと言えます。

南須釜の念仏踊り

南須釜の念仏踊りは、亡くなった親族の御霊を供養するために、毎年春と夏の2回、東福寺の境内で奉納される踊りです。江戸時代の慶安年間(1648~1651年)から始まり、大正4年(1915年)に一時中断しましたが、老齢の方の記憶をたどり昭和27年(1952年)に再興されました。

南須釜の念仏踊り

福島県石川郡の旅行で訪れた観光名所、須釜東福寺の南須釜の念仏踊り色鮮やかな振袖や花笠が特徴です

南須釜の念仏踊り

福島県石川郡の旅行で訪れた観光名所、須釜東福寺の南須釜の念仏踊り踊り手は7歳から12歳ほどの少女が務めます

南須釜の念仏踊りは、色鮮やかな振袖に花笠、手甲脚絆をまとった少女たちにより、毎年4月3日の大寺薬師祭、8月14日のお盆に南須釜の東福寺境内で奉納されます。しばらく途絶えた時期がありましたが、昭和50年(1975年)に福島県重要無形文化財に指定されたことで、伝統を後世に引き継ぐ土壌ができています。

まち旅(旅行、観光)の記録

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住所
〒963-6302 福島県石川郡玉川村南須釜久保宿70
アクセス
JR磐城石川駅から南宿バス停まで20分
営業時間
24時間
料金
無料
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