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深志神社

長野県松本市の旅行で訪れた観光名所、深志神社

深志神社は建御名方富命(たけみなかたとみのみこと)と菅原道真が祀られる神社です。信濃国守護で国司の小笠原貞宗がのちに松本城になる深志城を築城したときに深志城の鎮護神として建御名方富命を祀り創建しました。江戸時代に小笠原氏の居館近くにあった天神宮を境内に移し、のちに両宮を合わせて深志神社となりました。

深志神社の歴史

建武2年(1335年)に井川城を築城した小笠原貞宗は、諏訪大社から武神である諏訪明神を宮村に分霊して宮村大明神と称しました。永正元年(1504年)に深志城を築城するにあたり、宮村大明神を祀る宮村宮の社殿を南面から西面に変えて深志城の辰巳方向の守護神としました。

深志神社鳥居

長野県松本市の旅行で訪れた観光名所、深志神社鳥居それほど大きくない鳥居があります

深志神社拝殿

長野県松本市の旅行で訪れた観光名所、深志神社拝殿平成14年(2002年)に再建されています

天正2年(1533年)に小笠原長時が武田信玄に敗れて宮村宮は荒廃しますが、天正10年(1582年)に小笠原氏が復帰して社殿を修造しました。このとき、応永9年(1402年)に小笠原貞基が京都の北野天満宮より菅原道真を勧請して祀った天満宮(鎌田天神)を松本藩主小笠原秀政が慶長19年(1614年)に宮村宮の境内に祀り松本城と城下町の守護神としました。天保12年(1841年)に正式な名称として深志神社となりました。

深志神社の境内

深志神社の拝殿は平成14年(2002年)に再建された入母屋造極彩色銅版葺で正面には伏見宮貞愛親王御親筆の社号額掲げられています。それ以前の拝殿は、現在の神楽殿で江戸時代前期の寛文12年(1672年)に建立されたもので、深志神社の建物のうち現存する最古の建物です。建造当初から屋根が瓦から銅板に吹き替えられましたが、立川流の彫刻と極彩色が施される優美な姿はそのままです。

深志神社神楽殿

長野県松本市の旅行で訪れた観光名所、深志神社神楽殿立川流の彫刻と極彩色が施されます

菅原道真像

長野県松本市の旅行で訪れた観光名所、菅原道真像菅原道真の十一歳の頃に詠詩の様子です

境内にある菅原道真像は幼い菅原道真が初めて漢詩を詠む場面になります。斉衡2年(855年)に11歳を迎えた道真は月光の下、梅花の咲き誇る庭にいざなわれて師から詩を詠むように命ぜられたとき「月夜に梅花を見る」と題した五言絶句を詠み上げました。この話は阿呼詠詩(阿呼は道真の幼名)といわれ、学問の神様・菅原道真の誕生を告げる場面として有名です。

まち旅(旅行、観光)の記録

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まち旅(旅行、観光)の記録
住所
〒390-0815 長野県松本市深志3丁目7−43
アクセス
JR篠ノ井線「松本駅」から徒歩約15分
営業時間
24時間
料金
参拝無料
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