城ヶ崎海岸
城ヶ崎海岸は、富士箱根伊豆国立公園に属する海岸です。約4,000年前の大室山が噴火した時に流れ出した溶岩が相模湾にたどり着き、その末端が荒々しい岩場の断崖として屹立しています。海水で急速に冷やされた溶岩に見られる柱状節理が見事で、荒々しい岩に打ち寄せる波が絶景を生み出しています。
海岸の先に大海原が広がります
黒い岩の海岸線が広がります
城ヶ崎海岸は富戸から八幡野にかけて連なる約9kmのリアス式海岸です。眼前には太平洋が広がり伊豆七島が眺められ、条件が良ければ房総半島も見ることができます。
海岸線沿いにはピクニカルコースと言われる遊歩道が整備されていて、溶岩が浸食によって削り取られた荒々しい海岸を眺めながら散歩することができるほか、穴口では地面に開いた穴の底に海を見ることができます。
穴の底に海が見えます
奥に門脇埼灯台が見えます
門脇埼には門脇埼灯台があります。昭和35年に初点灯した灯台で現在の灯台は平成7年に完成したもので塔高は25メートルあります。灯台の展望台は無料で開放されていて絶景を楽しむことができます。(令和4年現在、新型コロナ感染症対策のため休止中)
門脇埼灯台の北側にある門脇吊橋は荒波に削られた海蝕洞に架かる長さ48メートル、高さ23メートルの海の橋です。橋は大きく揺れたりましませんが、風が強く吹くと少しグラグラしてスリルがあります。
海面からの高さは23メートルあります
富士箱根伊豆国立公園に属します
城ヶ崎海岸は富士箱根伊豆国立公園に属しています。いつ属されたのか調べてみると、昭和30年(1955年)に伊豆半島地域が富士箱根伊豆国立公園に編入されているため、この時に国立公園に指定されたと考えられます。
門脇吊橋が奥に見えます
断崖絶壁に波が打ち寄せます
伊豆半島は平成30年(2018年)にユネスコの世界ジオパークに認定されますが、この認定には城ヶ崎海岸も含まれています。ジオパークとは地球・大地(Geo)の公園(Park)で、地球を学び丸ごと楽しむことができる場所ということです。
まち旅(旅行、観光)の記録
まち旅(旅行、観光)するために参考となる情報です。
- 住所
- 〒413-0231 静岡県伊東市富戸
- アクセス
- 伊豆急行線城ヶ崎海岸駅より徒歩約25分
- 営業時間
- 特になし
- 料金
- 無料