龍神温泉

龍神温泉は高野龍神国定公園、日高川沿いに位置する温泉郷です。島根県の湯の川温泉、群馬県の川中温泉とならび、日本三美人の湯として有名ですが思いのほか小さくて旅館も少ない秘湯です。
飛鳥時代に修験道の開祖とされる役小角が発見し平安時代に難陀竜王のお告げによって弘法大師が開湯したと言われます。その難陀竜王が温泉の名前の由来になっています。
龍神温泉のデータ
- 開湯
- 1300年前
- 泉質
- ナトリウム炭酸水素塩泉
- 効能
- 慢性皮膚病、神経痛、筋肉痛、関節痛、慢性消化器病、切り傷、火傷等
江戸時代には紀州藩とも関わりが深く、藩主が湯治を行うために初代藩主徳川頼宣が上御殿と下御殿を作りましたが藩主の湯治は実現せず建物は村民に与えられ上御殿、下御殿は旅館となりました。
日高川
日高川のほとりにあります。
上御殿と温泉街
温泉街と言うほど大きくありません。
紀伊山中の秘湯でありながら龍神温泉の名が広く知られるようになったのは、紀州藩の手厚い保護を受けた江戸時代からになります。初代藩主徳川頼宣は龍神温泉の湯を気に入り、藩費で浴舎や宿を整備したほか年貢も免除しました。
上御殿は寛永16年(1638年)に創業されました。徳川頼宣ゆかりの客室「御成の間」などがある木造2階建ての本館は国の有形文化財に登録されています。
まち旅(旅行、観光)の記録
まち旅(旅行、観光)するために参考となる情報です。
まち旅(旅行、観光)の記録
- 住所
- 〒645-0525 和歌山県田辺市龍神村龍神
- アクセス
- JR紀伊田辺駅から龍神バス季楽里龍神行き1時間20分、龍神温泉バス停下車
- 営業時間
- 07:00~21:00
- 料金
- 800円