阿智神社

岡山県倉敷市に阿智神社はあります。倉敷の古名は「阿知」であることから阿智神社は倉敷総鎮守になります。倉敷代官所が置かれてからは歴代代官の崇敬も厚く寄進された石灯籠や絵馬などが今も残されています。
江戸時代には神仏混淆により妙見宮と称されていましたが明治2年(1869年)に神仏分離令により現社号になりました。明治43年(1910年)に阿知潟神社以下近在12社を合祀し、昭和17年(1942年)に県社に列せられました。
ご神祭は、宗像三女神である多紀理毘売命(たぎりひめのみこと)多岐都比売命(たぎつひめのみこと)市寸嶋比売命(いちきしまひめのみこと)になり「航海安全」と「交通安全」のご利益があるようです。
南参道の階段
随神門
南参道の石段を上ると随神門があります。随神門の両側の金剛柵の奥の格子の中に随身像が鎮座しています。門の上部中央にはウサギの彫刻があるそうです。
拝殿
能舞台
戦国時代に岡山城主の宇喜多秀家により倉敷の北の海が干拓されて陸続きとなり、江戸時代に徐々に干拓が進んで陸地が広がりました。これにより倉敷の地は倉敷川で海とつながり内陸の港町となります。
また天領(江戸幕府の直轄領)となって倉敷代官所ができ、さらに物資の集散地として商業の中心となって栄えたことから倉敷に豪商が増え、それとともに阿智神社も大きくなりました。
まち旅(旅行、観光)の記録
まち旅(旅行、観光)するために参考となる情報です。
まち旅(旅行、観光)の記録
- 住所
- 〒710-0054 岡山県倉敷市本町12−1
- アクセス
- JR倉敷駅から徒歩で約15分
- 営業時間
- 7:00~17:00
- 料金
- 無料