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錦帯橋

山口県岩国市の旅行で訪れた観光名所、錦帯橋

錦帯橋は、山口県岩国市の錦川に架橋された木造のアーチ橋で、日本三名橋や日本三大奇橋に数えられています。初代岩国藩主である吉川広家が岩国城を築城してから対岸にある城下町をつなぐため錦川に橋を数回架けますが、洪水により流失していました。

延宝元年(1673年)に3代藩主吉川広嘉は、児玉九郎右衛門の設計により洪水に負けない5連の木造アーチ橋を建造しました。

この橋の特徴は、アーチ状なだけでなく橋台を石垣で強固にすることで洪水に耐えられる橋となっています。その後も、何度も台風や洪水で橋は流されていますが、そのたびに作り直されています。

錦帯橋は、大正11年(1922年)に国の名称の指定を受け、昭和18年(1943年)に名勝区域の追加指定を受けています。また、令和3年(2021年)に「錦川下流域における錦帯橋と岩国城下町の文化的景観」が重要文化的景観に選定されています。

謎の錦帯橋の名称

もともと錦帯橋は「大橋」と呼ばれることが多く、吉川広嘉が幕府から名前の記載を求められた際にも「岩国大橋」と書いたと言われています。他にも「凌雲橋」「五竜橋」「帯雲橋」「算盤橋」など複数の呼び名があり、公式名称に「錦帯橋」という名前が認定されたのは明治維新以降になります。

「錦帯橋」の呼び名は、宝永3年(1706年)に岩国の儒学者・宇都宮遯菴(うつのみやとんあん)による「極楽寺亭子記」に初めて登場し、その名称が広まったのは安永年間(1772~1780)と考えられています。

名前の由来は、錦見という地名から名付けられた説と吉川広嘉が錦帯橋創建のヒントにしたと言われる中国の反り橋「蘇公提」が錦の帯のように美しく「錦帯」と呼ばれていたことに由来する説がありますが、定かではありません。

まち旅(旅行、観光)の記録

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まち旅(旅行、観光)の記録
住所
〒741-0062 山口県岩国市岩国
アクセス
JR岩国駅から「錦帯橋行」バスで約20分
営業時間
8:00~17:00
料金
310円

地図