大洲神社と臥龍山荘
大洲神社は、大洲城東方の神楽山に鎮座する大洲藩代々の崇敬を集めてきた由緒ある神社です。御祭神は大国主命と事代主命(恵比須神)です。
薄暗い裏道の鳥居です。
事代主命(恵比寿)が祀られています。
元弘元年(1331年)に宇都宮豊房が大洲城を築いたときに下野國(栃木県)二荒山神社より勧請して太郎宮として斎祭され、この地の総鎮守として鎌倉時代から現在まで当地を見守り続けてきました。
比較的新しい拝殿です。
石燈籠の奥の門の先に摂社が並びます。
大洲神社は戸田家・藤堂家・脇坂家・加藤家の藩主が祈願御神殿と定めて崇敬し、境内地や御社殿の造営、修復してきました。また祭器具等が寄進され、旧縣社にも列せされています。
お稲荷様の社です。
東京ラブストーリーのロケ地です。
大洲神社はドラマや映画のロケ地として数々の作品にも登場しています。東京ラブストーリーでは主人公の地元として参拝している様子が撮影されています。
- 住所
- 〒795-0012 愛媛県大洲市大洲417−16
- アクセス
- JR伊予大洲駅より徒歩約30分
- 営業時間
- 特になし
- 料金
- 参拝無料
臥龍山荘
大洲神社の麓に臥龍山荘があります。臥龍山荘は肱川流域随一の景勝地「臥龍淵」に臨む三千坪の山荘で大洲藩3代藩主加藤泰恒が「蓬莢山が龍の臥す姿に似ている」ことから「臥龍」と命名したといわれています。
臥龍院・不老庵・知止庵の三建築はそれぞれ数寄をこらした逸品揃いであり、山々と肱川・如法寺河原の自然をとりいれた借景庭園は自然と人工の典雅な調和をみせ四季折々に違った顔を見せてくれます。
立派な門です。
数寄屋造りの建物です。
木蝋貿易で富を得た河内寅次郎は明治30年頃から10年余りの歳月をかけて「大洲の桂離宮」の異名を持つ別荘として臥龍山荘を築造しました。地元大工の中野寅雄により不老庵が明治34年、文庫が明治37年、臥龍院が明治38年に建てられています。茶の湯文化を守るために作られた山荘は日本の美が宿る数寄屋建築の傑作となりました。
昭和31年に大洲市は臥龍山荘を名勝地として市の文化財に指定しました。昭和53年には市が譲り受け昭和55年から観光拠点として一般公開されるようになりました。昭和60年に愛媛県有形文化財、平成28年(2016年)には国の重要文化財に指定されています。また、ミシュラン・グリーンガイド・ジャポンにおいて一つ星を獲得しています。
- 住所
- 〒795-0012 愛媛県大洲市大洲411−2
- アクセス
- JR伊予大洲駅より徒歩約30分
- 営業時間
- 9:00~17:00
- 料金
- 550円
ポコペン横丁
臥龍山荘の麓にあるポコペン横丁は昭和30年頃の商店街を再現した昭和レトロな観光名所です。ポコペン、ポコペン、だーれがつっついた?ポコペン」という、かくれんぼや缶けりのときに使われていた遊び言葉を引用して名付けられました。
昔懐かしい雰囲気です。
壁にホーロー看板が掲げられます。
ポコペン横丁は地元商店が運営しており、飲食店、雑貨店、駄菓子屋などが建ち並びます。また、ベーゴマ選手権等のイベントも開催されています。
- 住所
- 〒795-0012 愛媛県大洲市大洲103
- アクセス
- JR伊予大洲駅より徒歩約30分
- 営業時間
- 10:00~15:30
- 料金
- 無料