挙式の準備をしよう!

オリジナルウェディングでは、すべて自分たちで用意しなければならないため、準備がとにかく時間がかかります。グッズの購入やペーパーアイテムの作成など少しずつ作成していく必要がありますが、人数などによるところも多いため、早めにゲストを決めるなどの準備も必要です。
自分たちだけでは限界があるため、会場の支えが必要です。特に装花や引出物の調達などは、会場に地元の業者などを紹介してもらうこともあります。可能であれば会場に手配をお願いしても良いと思いますが、重複して発注しないように役割分担は決めるようにしましょう。
ゲストを招く!
媒酌人を立てる

近年は両家を取り持ち、結婚の証人となる媒酌人を立てて結婚式を執り行う方は少ないと思いますが、この機会に媒酌人を立ててみることにしました。職場の上司に相談してみたところ了承していただき、お宅にお邪魔して挨拶と当日の出席者や全体の流れなどを説明しました。
結婚式において媒酌人は重要な存在となり、結婚式で新郎新婦の結婚成立宣言を行い、披露宴では新郎新婦の紹介などを行います。信頼できる方にお願いし、式場への移動手段やチケットの手配、当日の奥様の着付けの手配など用意します。もちろん、結婚式後はお礼を忘れないで下さい。
お招きするゲスト

誰をお招きするかは、親族だけにするか、友人中心とするか、盛大な披露宴とするかによると思います。オリジナルウェディングでは人数を増やしすぎると準備が大変になりますので、会場の規模にもよりますが、概ね40人程度が妥当な気がします。そのうち新郎側と新婦側で概ね半分ずつになるとバランスが良いです。
お招きするゲストを親族、友人、来賓の3グループに分けて、テーブルの数と座席から配席のバランスを考えます。これで各グループの人数が概ね決まりますので、あとは平等性に欠けた人選とならないように人数を調整すれば良いと思います。
移動手段の確保

一般的にゲストをお招きするため、移動が不便な場所は好まれません。それでも私たちのように結婚式を執り行いたい場所があり、不便なところを候補とする場合もあると思います。この場合、バスをチャーターしてゲストを強制的に連行するのもひとつの手段です。
バスで長時間移動する場合、バスの運転手に地図を渡して到着時間から休憩場所なども指定しました。さらにゲストが退屈にならないよう、子供でも楽しめる内容の動画を放映し、伝えるべき内容を手製新聞として纏めて配布しました。コストを下げるため、ハイウェイカードも用意しました。
宿泊の確保

不便な場所で結婚式を執り行うため、すべてのゲストが帰宅できずに宿泊を伴うことになりました。会場は宿泊施設が完備されているため、当日は貸し切りとしてゲストに宿泊してもらいます。和室と洋室が数部屋あるため、男性と女性、社会的立場などを考慮して部屋割りを考えました。
ゲストを迎い入れるにあたり、各部屋にお菓子と各人に宛てた手書きのサンクスカードを添えました。ゲストは朝食もレストランで済ませ、バスの出発まで併設される写真美術館を見学されたようです。ある方は早朝に近所を散歩したようで、夫婦はやりくりが大事と落ちていた栗を手渡してくれました。
司会者などの手配

結婚式のような人生で重要なイベントでは、経験豊富なプロの司会者にお願いすると良いです。会場が手配してくれたのは地元アナウンサーで、予定外のことにも落ち着いて対応していました。写真も会場にお願いしてカメラマンを用意してもらいました。会場がとても美しいため、カメラマンからの指示で会場のあちこちで撮影しました。
花嫁のメイクは衣装を手配するときに依頼して、当日に現地に来ていただきました。意外と大変なのは装花で、注文すると花を届けるのにスタッフの旅費がかかるとのこと。会場に相談して地元の花屋を紹介してもらいました。
挙式や披露宴の準備
プログラムの作成

挙式と披露宴のプログラムは、ブライダル雑誌を参考に構成しました。挙式を1時間以内、披露宴を2時間として、なるべく披露宴に時間が割けるように工夫しました。プログラムを自分たちで構築することで、流れがイメージできて当日に慌てることはありませんでした。
会場に併設される美術館が閉館してから挙式を行うことにしましたが、バスの到着が遅れてしまいました。当日の予定と対処法を会場と決めていたため、館内放送をかけて開始を少し遅らせましたが、カメラマンから夕暮れで光量が足りないと言われ、開式前に集合写真を撮りました。
ペーパーアイテムの製作
- 招待状と返信用はがき
- バス乗り場を記載した追伸カード
- 祝辞や受付などの依頼の連絡カード
- テーブルに配布する座席表とプログラム、メニュー表
- ウェルカムボード
- 引出物に取り付ける名前カード
- 挙式の両親、仲人席の表示
使用音楽の選定

挙式や披露宴で使用する音楽は、基本的に好きな曲を場面ごとに選曲することになります。あまり聞きなれない曲は聴いていて違和感を感じるので、できる限り認知度が高いものが良さそうです。結婚式で使用される定番の音楽も良いですが、オリジナル性を出すのであればCMなどの曲を採用すると良く、洋楽か邦楽かはどちらでも良いと思います。それでも失恋ソングは避けるべきだと思います。
私たちは会場が慣れていないため、オリジナルCDを作成して使用する音楽のトラック番号を会場のスタッフに伝えました。乾杯の発声の直後に曲をかけてもらうなどの配慮もしていただき、こういう演出はアクセントを与えてくれて効果的でした。
引出物を選ぶ
引出物はゲストに対して感謝の気持ちを込めて贈る品物です。ご祝儀に対する返礼品の意味合いが強いため、陳腐な物は好まれません。自分たちの写真や手作りアイテムなども使用に困りますし、芸術性の高い絵画なども一般家庭には似合いません。結婚式の贈呈品のため、はさみやカッターなどの切るものも良くありませんし、手荷物となるため壊れやすいものや重いものも敬遠されます。
一般的に消耗品が良さそうで、定番なのは長い年輪のようなバームクーヘンなどの菓子が多いです。私たちは式場の土地で生産されるラベンダーの石鹸や手作りジャム、竹の湯飲みとソーサーの組み合わせなどを用意しました。そのほか、祝辞や受付などを引き受けた方にもお礼を含めました。
グッズを調達する
- ペン、芳名帳、お祝儀を入れる箱
- ウェルカム・ドール
- フラワーガールの衣装、花びらを入れる籠
- キャンドルサービスのメインキャンドル
- ブーケリボンプルズのリボン
- 両親への記念品
- 披露宴後に手渡しする菓子
- 余興などを担当した人へのプレゼント
余興などの依頼

結婚式を成立させるためには、同僚や友人に受付や余興などをお願いする必要があります。余興などを快く引き受けて頂ければ、会場の雰囲気や設備などをお知らせすると良いです。このような協力的な方は、挙式が成功するために尽力されるため、必要なことは伝えるようにしましょう。
受付などを担当してくれる方には、実施要領を作成して説明しました。困ることがあれば即座に連絡してもらうようにしたため、バス担当者から1名出席できない連絡があれば、用意していた食事をメイクさんに食べて頂く臨機な対応もできました。