まいぷら

何もかも忘れて、ぷらぷら旅に出かけよう。

ワット・マハタート

タイ・アユタヤのワット・マハタート

ワット・マハタート

ワット・マハタートは、1369年頃に2代目ラームスエンが建てたとする説と1374年に3代王ボロムラーチャー1世が建立した説があります。いずれにしても13世紀に建造されたアユタヤ王国の重要な寺院です。かつては塔の上が黄金に輝いていましたが、ビルマ軍の侵攻により廃墟と化しました。

ワット・マハタート

タイ・アユタヤのワット・マハタート大仏塔はビルマ軍の侵攻で破壊されました

ワット・マハタート

タイ・アユタヤのワット・マハタート縦長の仏塔が並び、傾ている仏塔もあります

寺院の名称であるマハタートは、仏陀の遺骨や遺灰を意味するため中央の仏塔(チェディ)には聖遺物が祀られていました。この大仏塔は当初の高さ44メートルありましたが、1633年に修復されて50メートルになり頂部は黄金で装飾されていました。

ワット・マハタート

タイ・アユタヤのワット・マハタート顔が剥ぎ取られた仏像です

ワット・マハタート

タイ・アユタヤのワット・マハタート頭部が落とされている仏像です

1767年にアユタヤに侵攻したビルマ軍は、アユタヤの町を完全に破壊しました。仏像は頭部が切り落とされ、壁にある彫像は顔を削ぎ落とされています。かつて黄金に輝いていた大仏塔も破壊されて、現在は基部とその周囲が残るのみです。

根に覆われた仏像

ワット・マハタートで特に有名なのは木の根に取り囲まれた仏像の頭部です。世界の中でもここにしかなく、現地の人もオススメするほどです。完全な形の仏像ではありませんが、神秘的な姿は神聖な存在として現在でも花束や線香が供えられて敬われています。

根に覆われた仏像

タイ・アユタヤのワット・マハタート完全に木の根と仏像の頭部が融合しています

根に覆われた仏像

タイ・アユタヤのワット・マハタート木の根から穏やかな顔で現れているようです

ビルマ軍との戦争に破れたアユタヤは完全に破壊されてしまいました。切り落とされた仏像の頭部は地面に落ちて放置されていましたが、長い年月により木の根が持ち上げ、奇跡的に木の根に覆われた仏像が完成しました。

まち旅(旅行、観光)の記録

まち旅(旅行、観光)するために参考となる情報です。

まち旅(旅行、観光)の記録
住所
Tha Wasukri Phra Nakhon Si Ayutthaya 13000
アクセス
アユタヤ駅からトゥクトゥクで10分
営業時間
8:00〜18:00
料金
3050バーツ
地図