ペルーの料理

ペルーは太平洋沿岸からアンデス山脈の高地に至る変化に富んだ地形のため、海の幸、山の幸に恵まれています。南米原産のジャガイモを主食とし、フンボルト海流による豊富な魚介類のうちカタクチイワシのアンチョビなどが有名です。ペルーの料理の特徴としては、南米アンデス地方の伝統的な料理とスペインによる食文化が融合してい点が挙げられます。
ペルーの料理

セビーチェ
ペルー北部の海岸に暮らした古代の人びとが魚を塩と唐辛子で調理していた料理を起源とし、入植したスペイン人によりライムや紫玉ねぎのマリネに変化しました。

アロス・コン・マリスコス
スペインのパエリアに起源をもつペルーの海の幸炊き込みご飯で、アロスは米、マリスコスは海鮮を意味します。ペルー独自の唐辛子アヒが使われてスパイシーです。

アルパカのステーキ
アルパカの肉は、南米アンデス地方の貴重なたんぱく源の食材として重宝されました。脂身が少なくヘルシーな高級珍味ですが、硬くて獣臭いため好みが分かれます。

クイの丸焼き
クエとはテンジクネズミのことで、南米アンデス地域では古くから食用として飼育されてきました。貴重なたんぱく源として特別な日に食べられてきました。
ペルーの飲み物

ピスコサワー
ピスコで作られるブドウをワインのように発酵させて蒸留したお酒で、さっぱりとした飲み口ではありますがアルコール度数が高いです。

コカ茶
コカインの原料となるコカの葉を煎じた飲み物で、コカインの成分がごく微量含まれるため日本に持ち込めません。利尿作用があるため高山病対策ともなります。

インカコーラ
ペルーでよく飲まれている鮮やかな黄色の炭酸飲料で、オロナミンCよりも甘くて独特の風味が特徴的なユニークな飲み物です。