チェンライ
チェンライは、人口約20万人のタイ最北の主要都市です。チェンライ県ムアンチェンライ地区にあります。1262年にクメール帝国から離脱してマングレイ王が建国したラーンナー王国の最初の王都となりました。バンコクのワット・プラケオに祀られているエメラルド仏が祀られ、ラーンナー文化が花開きました。自然豊かな山岳地帯には、さまざまな山岳少数民族や旧中国国民党軍の子孫などが暮らし、王室の別荘地があることでも知られています。
概要
- 面積
- 60.85km2
- 標高
- 390m
- 人口
- 6.989万 (2012年)
- 地図
歴史
タイ北部のラオスとの国境にあるチェンライは、タイ北部を統治したラーンナー王朝最初の都が置かれました。エメラルド仏が安置されるなどラーンナー文化が開花しましたが、チェンマイに遷都しました。
ラーンナー王国
8世紀から10世紀にかけて中国南部から移住してきたタイ人は、各地に散らばりながらスコータイに定住するようになりました。1238年にクメール帝国から独立してタイ人初となるスコータイ王国が建国されると、チェンライを抑えていたクメール帝国傘下のングンヤーン王国も1262年にクメール帝国から離脱してラーンナー王国と名前を改めました。
チェンマイ遷都
ラーンナー王国は、チェンライから王都をチェンマイに遷します。こうしてチェンマイやチェンライを中心とした文化はラーンナー文化と呼ばれ、バンコクのワット・プラケオの本尊「エメラルド仏」が安置されていた15世紀に建立されたワット・プラケオなど由緒ある寺院のほか、現在では純白のワット・ローンクンなどの寺院も建造されています。
チェンライ
自然豊かなタイ北部の街です。
ワット・ローンクン
タイ人作家がデザインた純白の寺院です。
チェンライ・ナイトバザール
東南アジアで広く展開されているナイトバザールは、夕方から露店が並びだします。営業の終了時間は分かりませんが、早朝に残骸を見るところ、深夜まで多くの人が買い物をしている感じです。観光用という側面がありますが、地元の方々も利用しているようです。
ナイトバザール
日本人旅行者が大勢訪れているため、片言の日本語で商品をライターで炙りながら商品が本物だとアピールしてきます。
ナイトバザール
食べ物やお土産などの店が通りいっぱいに開かれ、中には偽物のブランド品も多くありますので注意が必要です。