さすがに富士山の山旅(登山、トレッキング)、北岳から農鳥岳の2泊3日の山旅(登山)を終えてすぐは体が疲れています。筋肉痛はありませんが体が鉛のように重く感じます。それでも八ヶ岳の山旅(登山)がしたくて、八ヶ岳に来てしまいました。
午前7時に美濃戸口に車を停めて(駐車料金は1日500円)山旅をスタートします。仮眠と朝食で10時に出発します。
登山道は踏跡がしっかりしていて迷うことはないと思います。私たちの他は、30名ほどの団体、単独行者、男女4人のグループでした。森林帯は風が弱くて涼しい感じ。歩き出して1時間ほどのところでフリースを忘れていることに気付いてしまいます。
3時間ほどで行者小屋に到着すると、ガスが晴れてきて阿弥陀岳、赤岳、横岳の眺めは良くなります。行者小屋でテントの手続き(1人1,000円)を済ませてテントを張ります。
16時過ぎに夕飯を食べているとガスで展望が無くなりました。17時になると学生パーティーが隣にテントを張り21時まで騒いでくれて眠れずに付き合わされる羽目になりました。
蛇足ですが、今回の夕飯は前回の南アルプスで購入したイノシシカレーを使ってみました。味が濃くて水を追加しながら食べました。また乾燥具材を使った炒め物も試しましたがなかなか良かったです。また酒のお供にポップコーンも作ってみたが、これも楽しい思い出になりました。
翌朝5時に出発しますが阿弥陀岳と中岳とのコルに到着したとき権現岳が大きく見え、その奥には雲海を抱いた富士山が見えます。とても美しいです。
阿弥陀岳と中岳のコルに荷物をデポして阿弥陀岳へ登ります。岩場の急坂ですが景色が素晴らしいので疲れを忘れてしまいます。阿弥陀岳の山頂は風は弱く景色も良かったです。
阿弥陀岳から下って、中岳を経て赤岳に取り付きます。赤岳直下は岩場で途中で落石のゴロゴロという音がして怖いです。岩場をよじ登って赤岳山頂に到着すると快晴で景色が最高です。山頂は狭いため写真を撮ってから赤岳頂上小屋まで下がって小休止します。
ここからさらに岩場を通過して大権現、三叉峰を経由して横岳に行きます。横岳付近は昔の火口が大きな口を開けていて爆発の大きさを物語っています。
岩場は横岳をちょっと通過したところまでで、その先は硫黄岳までサラサラとした砂の登山道になります。歩きやすいのですが滑りやすいです。
硫黄岳山荘までたどり着いて小休止します。小休止して稜線に戻ると、いつの間にかガスで硫黄岳が見えなくなってます。
ケルンに導かれて進めば硫黄岳の山頂に到着します。山頂は広くてガスに巻かれたら方向を見失う気がします。山頂では休まずにすぐに下って樹林帯に入ります。赤岳鉱泉経由で美濃戸口まで戻れば今回の山旅(登山)はゴールです。
長大な八ヶ岳連峰の最高峰は赤岳である。都心から近くにありアルプス的な山岳景観を楽しむことができるため、年間を通して登山者が多い。ただし独立峰的性格から厳しい環境ともなりうる。