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祇園精舎

インド・シュラバスティの旅行で訪れた観光名所、祇園精舎

平家物語の「祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり~」で有名な祇園精舎は仏教の八大聖地のサヘート・マヘートのうちサヘート遺跡を指すとされ、マヘート遺跡がシュラバスティ(舎衛城:古代インドのコーサラ国の首都)にあたると言われています。サヘート、つまり祇園精舎はお釈迦様に帰依したスダッタ長者が全財産をはたいて建てた寺院で、竹林精舎と並ぶ仏教寺院です。

祇園精舎

祇園精舎は、シュラバスティに住んでいたスダッタ長者がお釈迦様に寄贈した寺院になります。寺院を寄進するためジェータ王子の土地を求めた際、王子から「金貨を敷き詰めたら土地をやろう」と言われ、スダッタ長者は全財産をはたいて金貨を敷き詰めていこうとしたため、驚いた王子は改心してスダッタ長者と共に祇園精舎を建てることにしました。

祇園精舎

インド・シュラバスティの旅行で訪れた観光名所、祇園精舎かつてお釈迦様が説法されたと思います

祇園精舎の祭壇

インド・シュラバスティの旅行で訪れた観光名所、祇園精舎の祭壇金箔に塗られた仏塔が安置されています

祇園精舎の名前は、スダッタ長者は孤独な者や貧しい者に施しをしたことから「給孤独尊者」と呼ばれ、ジェーダ王子は「祇多太子」と呼ばれることから二人の名を取って「祇樹給孤独園」と呼ばれるようになり、略して「祇園精舎」と呼ばれたことに由来します。

お釈迦様はこの地を大変好まれたようで、45年の説法のうち25回の夏安吾をここで過ごされたと言われています。また、お釈迦様の母君である摩耶夫人に説法されるため天上界に昇られた場所とも言われます。

祇園精舎の参拝

インド・シュラバスティの旅行で訪れた観光名所、祇園精舎の参拝祭壇に向かって手を合わせてみました

祇園精舎の参拝

インド・シュラバスティの旅行で訪れた観光名所、祇園精舎の参拝美しいフォームで礼拝してみます(笑)

今は建物などなくレンガの遺跡が残るだけではありますが、仏教の聖地であるため祈りを捧げてみました。美しいフォームだったからでしょうか、ガイドさんにカメラを預けたら写真を撮っていてくれました。インドはヒンドゥー教の国ではありますが仏教徒も少ないながらおり、菩提樹などでは少ない仏教徒の方が参拝しています。

祇園精舎の菩提樹

インド・シュラバスティの旅行で訪れた観光名所、祇園精舎の菩提樹僧侶が祈りを捧げます

香堂跡

インド・シュラバスティの旅行で訪れた観光名所、祇園精舎_香堂跡現在も発掘が行われています

祇園精舎には香堂跡や僧院跡、沐浴場なども整備されており、かつては千人を超える僧侶たちがお釈迦様の説法を聞いていたそうです。今は遺跡として静かに聖地は残されていますが、現在も発掘が進められていて、当時の様子を探し求めているようです。

地図